違約金(Adobeの用語では早期解約料)がかかるのは、年間プラン(月々払い)を途中で解約した場合だけです。
月々プランにはかかりません。年間プラン(一括払い)にもかかりませんが、そのかわり途中で解約しても返金がありません。
金額は「残りの契約期間分の費用の50%」です。ただし実際の支払額で比べると、残りを最後まで払い続ける場合のおよそ45%で済みます(50%とずれる理由は計算基準の節で説明します)。
一方で、解約すると利用期間が短くなります。 年間プラン(月々払い)を途中で解約した場合、利用できるのはその月の月末までです。
この記事のポイント
- 早期解約料がかかるのは年間プラン(月々払い)だけ。月々プランと一括払いにはかからない
- どの払い方も購入から14日以内なら全額返金
- 早期解約料は、残りの期間を払い続ける場合のおよそ45%。契約何か月目でもこの割合はほぼ変わらない
- 解約すると、年間プラン(月々払い)はその月の月末で使えなくなる
途中でやめたら、残りを全部払わされるんですか?
いいえ、残りの契約期間分の費用の半分です。払い切るより支払いは少なくなります。
この記事では、次の読者を対象にしています。
- 対象: 年間プランを契約する前に途中解約の条件を確認したい人、または契約中で解約を検討している人
- 対象外: 契約するプランがまだ決まっていない場合(先にAdobeの料金一覧の記事で候補を絞ってください)
早期解約料がかかるのは年間プラン(月々払い)だけ
支払い方式によって、解約時の費用と利用期限は3通りに分かれます。 追加費用の有無と、解約後に使える期間を分けて示します。
| 払い方 | 購入から14日以内 | それ以降に解約すると | 解約後に使える期間 |
|---|---|---|---|
| 月々プラン | 全額返金 | 追加の支払いなし | 支払い済みの1か月の終わりまで |
| 年間プラン(月々払い) | 全額返金 | 残りの契約期間分の費用の50%を早期解約料として支払う | 解約した月の月末まで |
| 年間プラン(一括払い) | 全額返金 | 返金なし(追加の支払いもなし) | 契約満了日まで |
年間プラン(月々払い)は、早期解約料がかかり、利用期限も解約した月の月末になります。 どちらを選ぶかの判断は年間プラン(月々払い)と月々プランの違いの記事にまとめました。
条件は規約の原文で確かめられます。早期解約料の条件をAdobe公式で確認する(2026年7月28日確認)。
購入から何日・何か月かで解約条件が変わる
同じ契約でも、購入からの経過日数・月数によって扱いが3段階に変わります。 自分が該当する期間を探してください。
- 購入日 〜 14日目 全額返金で解約できる 支払い方式を問わず全額返金されます。購入手続きの画面に「◯月◯日までの解約は全額返金」と表示されるため、契約日に期限を記録してください。
- 15日目 〜 11か月目 早期解約料がかかる 年間プラン(月々払い)の場合です。金額は残りの契約期間分の費用の50%で、残り月数が減るほど下がります。
- 12か月目 早期解約料はかからなくなる 契約満了の月なので、残りの契約期間がありません。
- 満了日の翌日 同じ条件で自動更新される 更新したくない場合は、満了日までに解約の手続きをしておきます。
各期間の条件は、以下の節で詳しく説明します。
Adobeの早期解約料はいくら?契約月数ごとの実額
公式ページは早期解約料の実額を画像で掲載しており、文字検索ではたどり着けません。「残りの契約期間分の費用の50%」にあたる金額を読み取り、契約月数ごとの表にしました。
| 解約する月 | Creative Cloud Pro(年間プラン・月々払い) | 単体プラン(年間プラン・月々払い) |
|---|---|---|
| 1か月目 | 45,402円 | 16,401円 |
| 2か月目 | 41,275円 | 14,910円 |
| 3か月目 | 37,147円 | 13,419円 |
| 4か月目 | 33,020円 | 11,928円 |
| 5か月目 | 28,892円 | 10,437円 |
| 6か月目 | 24,765円 | 8,946円 |
| 7か月目 | 20,637円 | 7,455円 |
| 8か月目 | 16,510円 | 5,964円 |
| 9か月目 | 12,382円 | 4,473円 |
| 10か月目 | 8,255円 | 2,982円 |
| 11か月目 | 4,127円 | 1,491円 |
| 12か月目 | 0円 | 0円 |
年間プラン(月々払い)を、購入から15日以降に解約した場合の金額です。 金額は税込です(規約が税込の月額で計算したものとして示しています)。 確認日: 2026年7月28日
公式が実額表を掲載しているのは、Creative Cloud Pro と単体プランです。 フォトプランや Creative Cloud Standard の年間プラン(月々払い)にも同じ「残りの契約期間分の費用の50%」という決まりが適用されるので、月額に残り月数を掛けて半分にすれば見当は付きます。
途中解約と払い続ける場合はどちらの支払額が少ない?
使わなくなった時点で解約すると、12か月払い切る場合よりも支払いは少なくなります。 早期解約料と、そのまま払い続けた場合の残りの支払額を比べると、この関係は契約1か月目から11か月目まで成り立ちます。
たとえば Creative Cloud Pro を6か月使って解約する場合、早期解約料は表のとおりです。一方、解約せずに12か月目まで継続すると、月額9,080円 を残り6か月分支払います。
早期解約料は、残り6か月分を支払う場合のおよそ45%です。
この割合は契約何か月目で解約しても、また Creative Cloud Pro でも単体プランでも、ほとんど変わりません。
途中で解約すると支払額は少なくなりますが、利用できる期間も短くなります。年間プラン(月々払い)は、解約した月の月末で利用できなくなります。 月末近くに解約すると、解約後に利用できる日数が短くなります。解約後も作業する予定がある場合は、月初に手続きすると月末まで利用できます。
じゃあ、使わなくなったら早めに解約したほうがいいんですね。
支払いだけで見るとそうです。ただし解約した月の月末で使えなくなるので、そこだけ確かめてください。
自分の計算額とAdobe公式の表が合わない理由
税込の月額料金から見積もると、公式の表より約1割高く出ます。 計算の土台が違うためです。
Adobeの請求は、税別の金額を先に確定させて、最後に消費税を足す形をとっています。 購入手続きの画面を開くと、この順番がそのまま並びます。
- 小計(税別)
- 消費税10%
- お支払い金額(税込)
割引もこの「小計(税別)」の側で計算されています(2026年8月30日に購入手続き画面で確認)。 早期解約料の実額表24個も、税抜の月額を基準にした計算の小数点以下を切り捨てた値と一致します。 一方で読者が目にする月額料金は税込の表示なので、そこから半分を計算すると土台がひとつ上にずれます。 このずれが、そのまま1割の差になります。
規約の本文は「税込の月額で計算する」と書いており、実額表とは食い違ったままです。 図版に並ぶ金額そのものの税区分も、公式には書かれていません。 そのためこの記事の表は、Adobe公式の図版に表示された金額をそのまま載せています。
自分で見積もるときは、税込の月額から計算した額を上限として見ておくと足ります。 実際の請求はそれより少なく、正確な額はこの記事の表と、解約手続きの画面に出ます。
全額返金の「14日以内」は購入画面の日付が基準
全額返金の期限は、公式ページの中で書き方が揃っていません。 公式ヘルプの本文は「14日経過後」に解約料がかかると書き、同じページの図は「ご購入から15日以降」と書いています。 14日目当日がどちら側なのか、文面からは決めきれません。
購入手続き画面に表示される日付を基準にしてください。 購入手続きの画面には「◯月◯日までの解約は全額返金」と実際の日付が表示されます(2026年7月28日に表示を確認)。 契約したらその日付を控えて、迷ったら1日早く手続きしてください。
無料体験後はいつから早期解約料がかかる?
7日間の無料体験は、終了すると自動的に年間プラン(月々払い)に切り替わります。 無料のまま終える場合は、8日目の課金が始まる前に解約する必要があります。
体験開始から数えると、8日目に課金が始まり、そこから14日以内(通算21日目ごろまで)が全額返金の期間です。 全額返金の期間を過ぎると、早期解約料が適用されます。 無料体験から課金までの時系列は、Adobeを無料で使う方法の記事にまとめています。
「違約金をかからなくする方法」は推奨しない
いったん月額料金の低いプランへ変更し、変更から14日以内に解約することで早期解約料を避ける手順が、複数のサイトで紹介されています。 実例はありますが、Adobeが案内している方法ではなく、契約の仕組みが変わると利用できなくなる可能性があります。 この記事では手順として推奨しません。
契約前であれば、早期解約料を避ける方法は明確です。 1年使うか決めきれないうちは、年間プランを選ばないことです。 月々プランで数か月使ってから年間プランに移れば、早期解約料の対象になりません。
解約後のクラウドデータは30日以内に移す
契約前に、解約後の保存ファイルの扱いも把握しておいてください。 解約すると無料メンバーシップへ移行し、クラウドストレージの上限は5GBに変更されます。
保存済みのデータが5GBを超えている場合は、30日間の猶予期間中に手元へ移す必要があります。 作業ファイルをクラウドだけに保存している場合は、解約前にバックアップを作成してください。
解約手順と保存データの扱いは、Adobe公式の解約ページにあります(2026年7月28日確認)。
よくある質問
解約料について多い質問に、短く答えます。
早期解約料はどの契約にかかりますか?
年間プラン(月々払い)を購入から15日以降に解約した場合だけです。月々プランは手数料なしで解約でき、年間プラン(一括払い)は解約料がかからないかわりに返金もありません。
途中で解約する場合と、最後まで払い続ける場合では、どちらの支払額が少なくなりますか?
支払額だけで比べると、途中で解約する場合のほうが少なくなります。早期解約料は、残りの期間を払い続ける場合のおよそ45%で、契約何か月目でもこの割合はほとんど変わりません。ただし解約すると、その月の月末で使えなくなります。
自分で計算した金額と、公式の表の金額が合わないのはなぜですか?
計算の土台が違うためです。Adobeの請求は税別の金額を先に確定させて最後に消費税を足す形で、購入手続きの画面にも小計(税別)から並びます。税込の月額から半分を計算すると土台がひとつ上にずれるので、表の金額より約1割高く出ます。多めの見積もりとしては使えます。
解約したあと、保存したファイルはどうなりますか?
解約すると無料メンバーシップに移り、クラウドストレージの上限は5GBになります。それを超えて保存している場合は、30日の猶予期間のうちに手元へ移す必要があります。
まとめ|途中解約の条件を押さえてから契約する
最後に、契約前に押さえておく点を整理します。
- 早期解約料がかかるのは年間プラン(月々払い)だけで、残りの契約期間分の費用の50%です
- 使わなくなった場合は、契約満了まで支払うより途中で解約するほうが支払額は少なくなります。ただし利用できるのは解約した月の月末までです
- 1年間使うか決められない場合は、早期解約料のない月々プランが候補です
途中解約の条件を押さえたら、契約時に使える割引やセールも比べてください。
解約条件の原文を読む場合は、Adobe公式の定期購入条件へ進んでください。契約する支払い方式は、公式のプランページで選べます。
プランと払い方の選び方はAdobeを安く契約して使い始める方法の記事にまとめました。 台数や支払い方法が気になる場合は、使えるパソコンの台数の記事と支払い方法の記事をご覧ください。